8月1日(金)~3日(日)まで、中村哲さんのドキュメンタリー映画「荒野に希望の灯をともす」の上映会を開催しました。
中村哲さんは35年に渡り、パキスタン、アフガニスタンで医療支援や、水確保のための井戸掘り、用水路づくりなどを献身的にされた方で、この映画は1998年から20年以上、中村哲さんを記録し続けた映像をまとめたものです。映像の中には、鋭い眼差しでショベルカーを操る姿や、水が流れ始めた用水路を前に、「みんなおいでー」と子どもたちに呼びかける優しい笑顔など様々な姿が映されていました。
中村哲さんが、真剣に生き、誠実に愛をもって自然や人と接していたことがひしひしと伝わってきました。「平和とは、単に戦争がない状態ではなく、人と人が依存しあって助け合って生きていく事だ」との言葉は参加者の胸に刻まれたようです。
また、撮影にあたった谷津賢二監督が来仙し、映像には映っていない「素」の中村哲さんの魅力を語っていただきました。
3日間で約1,100人の参加があり、戦後80年の今、本当の平和とは何かを考えるよい機会となりました。(あいコープみやぎ理事)