消費者行政の充実強化をすすめる懇談会みやぎ

2025.07.15

学習会「消費者が知っておきたい米問題~米の価格はどうなるの!?」開催報告

7 月4 日(金)フォレスト仙台をメイン会場に、東京大学農学生命科学研究科特任教授・名誉教授の鈴木宣弘先生を講師に学習会を行いました。来場とオンライン配信で 開催し、会場 70 人、オンライン 6 9 ヶ所からの参加がありました。

冒頭、現在起こっている米不足問題、米騒動の背景、戦後の日本農業の弱体化と日本人の食生活の欧米化が政府の減反政策のやりすぎを招き、その後の米不足につながっているといった食料安全保障の本質ついての話がありました。
食料自給率の悪化で不測の事態に国民や子どもの命を守ることができない。 国民の命を守る食料・農業そして米の問題は食料安全保障の要である。穀物や肥料などの資材の高騰に加えて30年前から米価が下がり続けていることが生産者を苦しめている一方で、消費者の生活も苦しく、ここに政府の政策が必要である。農業問題は食料および消費者の問題であり、この米問題をここで食い止めるためには生産者を支え、米を増産できる体制を作っていく必要があると話されました。米が不足している現実の裏にあること、消費者が何を選択すべきか、さらに食の安全についても話されました。


東京大学農学生命科学研究科特任教授・名誉教授 
鈴木宣弘先生

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